2007年11月11日日曜日

バックホーの上部旋回体:カウンターウェイト

 バックホー(油圧ショベル、ユンボ、パワーショベル)のフロントは、前方に長く伸びることができるので、そのときにテコの原理で油圧ショベルが前に倒れないよう、上部旋回体の後端部(フロントの反対側)には「カウンターウェイト」と呼ばれるおもりが設置されています。
 (このカウンターウェイトは、クレーン車にもつけられているパーツです。)

 通常の中型・大型のバックホーでは、このカウンターウェイトは後方に大きく出っ張る(クローラの後端よりも後方に出る)ので、旋回作業時には後方に障害物や人がいないか、特に気をつける必要があります。

 また旋回時に、カウンターウェイトとクローラ(履帯)の間に人が挟まるなどすると重大な事故に至ります。

 そのため近年では、市街地での作業用のミニショベルでは、カウンターウェイトが後方に出っ張らないように設計された「小旋回型」「超小旋回型」と呼ばれる油圧ショベルも開発・販売されています。

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